高宮 遙花 他界した両親から会社を引き継ぎ、ＩＴ業界で成功を収めている学 生社長。何でもこなせるスーパーウーマン。学院きっての有名人で、 生徒にも教師にも一目置かれているが、反面近寄りがたい存在でも あり、周囲との間に壁がある。 強気で自信家だが、恋愛ごとには疎く、ストレートに「カワイイ」 とか言われたりすると異常に照れるツンデレなところも。物事を完 璧にこなせる自分に誇りを持っている反面、心のどこかで常に孤独 と重圧を感じている。

皇后崎瑠璃 図書委員を勤める寡黙な少女。ミステリアスな雰囲気も相まって、 クラスメイトからはやや距離を置かれている。本の虫で、片時も本 を手放さない。父親は学院の理事長なのだが、余りそのことには触 れられたくない様子。 無表情・無感情だが、好奇心と知識欲は人一倍旺盛で、その対象は オールジャンル。積極的に参加はしないものの、下世話な話題にも 本を読むフリをしながら聞き耳を立てていたりする。物事に理解が 早く、とても飲み込みが良い。

藤堂葵 平安時代から続く貴族の家系で、お嬢様の多い学院でも群を抜いた 名家の出身だが、それを鼻に掛けない人格者。風紀委員にして、全 国クラスの剣道の腕前を持ち、学業も優秀と、全女生徒から憧れの まなざしを受ける存在。 真面目で努力家。女性的な魅力に欠けていると自己評価しており、 それがコンプレックス。意外にカワイイモノや甘いモノが大好きな のだが、似合わないと思われるのが嫌で隠している。性的には潔癖 でウブだが恋愛への憧れは強い。

西之園薫子 天王寺学院の生徒会長。メディアのインタビューに答えたり、ポス ターのモデルになったりなど、学院の顔とも言える存在。主人公の 神河優斗の両親と薫子の両親は仲が良く、優斗とは姉弟のように過 ごした幼馴染みの関係。 優しい人柄で、誰にでも好かれる性格。生徒会長の激務をテキパキ こなすしっかりものだが、規則絶対主義ではなく、状況に応じた柔 軟な考えを持つ。主人公のことを溺愛しており、その愛情は弟の枠 を明らかに超えている。